失敗しない売り場プロモーション㊳(文=野島崇範/株式会社プラスアルファ専務取締役)
夏場の鍋つゆに顧客ニーズはある!?
夏に、日常利用するスーパーマーケットで鍋つゆ(地鶏昆布だし味・甘熟トマト味・キムチの素味など)の広告を見た時に、どう反応しますか? 無反応! または暑い時期に鍋のPOPを見せないでと嫌悪を感じるかもしれません。
顧客欲求がない時に、広告を打ち出しても売上は上がりません。つまり、顧客欲求を読み取り、顧客欲求の高まるタイミングに広告を打ち出すことが重要です。
私のコラムでは、「顧客欲求は検索に現れる」と大事なので繰り返し解説しております。
下図の折れ線グラフをご覧いただくと、鍋つゆの検索が非常に夏は少ないことが分かります。つまり、顧客欲求が存在しないことを現しています。2023年の検索欲求のトップピークは11月26日でした。売上もそれに呼応するように、12月が鍋つゆのトップピークになっています。
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